縁付えんづ)” の例文
しかしはい国のりゅうという人とは親しい友達でありまして、その関係からわたくしはその劉家へ縁付えんづくことになりました。
相当な処へ縁付えんづけて貰います、私もだそう取る年でもございませぬから、何時いつまでもべん/\としてはいられませぬ、お前さんはどうせ先へく人
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いゝえ、炭問屋すみどんやうにつぶれて、お厩橋うまやばした時わたくし縁付えんづいたのです」「おまへ御亭主ごていしゆは」「ひでらうつて五代目でございます」「早く死んだのかえ」
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
其の左膳も病にし、死する臨終いまわわれを枕元に招き、き跡にて此の孫を其のほうの娘となし、成長ののち身柄みがらあるいえ縁付えんづけくれ、頼む、と我師わがし遺言ゆいごん、それよりいさを養女となせしが