“富農”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
クラーク57.1%
ふのう42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富農クラークがソヴェトの穀物生産計画を擾乱じょうらんしている事実は、おととし、一九二八年の穀物危機とよばれた時期から、誰の目にもはっきりした。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
春の播種期にそなえて一月から各地で行われた富農クラークの排除を通じて、「機械化の職場」の思いがけない本質があらわされた。
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
夫婦ふうふこゝろ正直しやうぢきにしておやにも孝心かうしんなる者ゆゑ、人これをあはれみまづしばらくが家にるべしなどすゝむ富農ふのうもありけるが、われ/\は奴僕ぬぼくわざをなしてもおんむくゆべきが
糟谷はこのあいだに、三里塚りづかの一富農ふのうの長女と結婚けっこんした。いまの細君さいくんがそれである。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)