“奴僕”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ぬぼく72.5%
しもべ12.5%
どぼく10.0%
げなん2.5%
でつち2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“奴僕”を含む作品のジャンル比率
文学 > 中国文学 > 小説 物語5.7%
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語4.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語3.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
脳髄はこうして宇宙間最大最高級の権威を僭称しつつ、人体の最高所に鎮座して、全身の各器官を奴僕ぬぼくの如く駆使している。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
汝はふさはしき道と方法てだてとを盡し、我を奴僕ぬぼくつとめより引きてしかして自由に就かしめぬ 八五—八七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
自分の出たあとに夫の出たことを知らないので、妻は別に怪しみもせずにいると、やがて奴僕しもべが来て、旦那様が鏡をくれとおっしゃりますと言った。
土地のしゅうという家に一人の奴僕しもべがあった。ある日、たきぎを伐るために、妻と妹をつれて山の中へ分け入ると、奴僕はだしぬけに二人に言った。
今日においては、ほとんど公の哲学が成功の家に住み込み、その奴僕どぼくの服をつけ、その控え室の仕事をしている。
そして奴僕どぼく真似まねをすることを邪魔されると、我れを忘れていらだつのだった。
華陰かいんへきた時、先発の奴僕げなんどもは豚を殺し羊をあぶって、主人の張の着くのを待っていた。黄いろな服を着た男がどこからきたともなしに入ってきて、御馳走のかまえをしてある処へ坐った。
賭博の負債 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
町並に出る葬禮には、是非なく鳥部山におくりて、人より跡に歸りさまに、六波羅の野邊にて奴僕でつちもろとも苦參たうやくを引いて、これを陰干にして腹藥になるぞと、ただは通らず、けつまづく所で燧石ひうちいしを拾いて袂に入れける、朝夕の煙を立つる世帶持は、よろづ此樣に氣を付けずしてはあるべからず、此の男、生れ付いてしはきにあらず、萬事の取りまはし人の鑑にもなりぬべきねがひ、(中略)よし垣に自然と朝顏の生へかかりしを、同じ眺めには、はかなき物とて刀豆なたまめに植ゑかへける。
金銭の話 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)