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『金銭の話』
ふりがな文庫
『
金銭の話
(
きんせんのはなし
)
』
宵越しの金は持たぬなどといふ例の江戸つ子氣質は、いまは國家のためにもゆゆしき罪惡で、なんとかして二、三千圓も貯金してお國の役に立ちたいと思ふものの、どういふわけかお金が殘らぬ。むかしの藝術家たちには、とかく貯金をいやしむ風習があつて、赤貧洗 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「雜誌日本」1943(昭和18)年10月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
歩行
(
ありき
)
喰
(
くは
)
奴僕
(
でつち
)
慳
(
しは
)
苦參
(
たうやく
)
刀豆
(
なたまめ
)
燧石
(
ひうちいし
)
銀山
(
かなやま
)