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奴僕
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しもべ
ふりがな文庫
“
奴僕
(
しもべ
)” の例文
土地の
周
(
しゅう
)
という家に一人の
奴僕
(
しもべ
)
があった。ある日、
薪
(
たきぎ
)
を伐るために、妻と妹をつれて山の中へ分け入ると、奴僕はだしぬけに二人に言った。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
フランチェスコは御空を仰ぎて、主よ、主の
奴僕
(
しもべ
)
はかくありぬ、かく貧しきが故にこそ世のあらゆるもろもろの御宝をも却つて主のごとく、この身ひとつに保ちまつる。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
自分の出たあとに夫の出たことを知らないので、妻は別に怪しみもせずにいると、やがて
奴僕
(
しもべ
)
が来て、旦那様が鏡をくれと
仰
(
おっ
)
しゃりますと言った。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
主の
奴僕
(
しもべ
)
はかくありぬ、かく貧しきが故にこそ世のあらゆるもろもろの御宝をも却つて主のごとく、この身ひとつに保ちまつる、ありがたやハレルヤとぞ、涙ながして
讃
(
ほ
)
め
祷
(
の
)
りませば、雀もともに
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
平気でそこに移り住んで、
奴僕
(
しもべ
)
どもはみな門外に眠らせ、自分は一人の下役人と共に座敷のまん中に陣取っていた。下役人は
勇悍
(
ゆうかん
)
にして弓を
善
(
よ
)
くする者であった。
中国怪奇小説集:06 宣室志(唐)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
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彼は忠実な
奴僕
(
しもべ
)
のように次郎左衛門の前にひれ伏してしまった。
籠釣瓶
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
“奴僕”の意味
《名詞》
男性の召使い。下僕。下男。
(出典:Wiktionary)
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
僕
常用漢字
中学
部首:⼈
14画
“奴僕”で始まる語句
奴僕宮