春の播種期にそなえて一月から各地で行われた富農の排除を通じて、「機械化の職場」の思いがけない本質があらわされた。
それを支持する貧中農群は富農、昔から村にいて革命を憎んでいる僧侶、籠絡された村ソヴェト員の一隊と、実に必死な階級闘争をつづけつつあった。
カラシュークが富農どもをやっつけたってのは、本当じゃない。富農らはカラシュークの味方だ。村で誰が味方かということをカラシュークの一味はチャンと知っている。
“富農”の意味
“富農(クラーク(農家))”の解説
クラーク(ru: кула́к)は、20世紀前半のロシア帝国やソビエト連邦国内における自営農家の総称であるウクライナ史では、クルクーリ(uk: курку́ль)として知られる。。「クラーク」というロシア語は拳骨を意味し、貧農から搾り取った金を握ったら放さない「けち、欲張り」という意味で使われた。クラークは、農業集団化を妨害し、貧農と中農から土地を奪い、搾取しているとされた。社会主義および共産主義者からは富裕層に数えられ、迫害弾圧の対象とされた。日本では富農と呼ばれる。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)