“祝儀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅうぎ69.0%
はな11.9%
しうぎ11.9%
チップ4.8%
しふぎ2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この五六日、祝儀しゅうぎを多くやったり写真を撮ってやったりしてつきまとうていた女が応じたので、天風はひどくうれしかった。
文妖伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
盆廻しは旅芸人の常套じょうとうである。お客の方でも心得たもの。祝儀はなは見得坊な桟敷の上客がハズむものと知っていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祝儀しうぎすむやそこ/\定紋の車幾臺大川端の家にとむかへり、あわれ病人やむひとやあつしくなりにしがあたゝかき息こもるうばらのそのうやさまよう、細き息の通ふばかりとや
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
綺麗にひげを剃って、青い上衣を着て、祝儀チップをもらうのにあくせくしている客引きたちは再びそこへ現われた。
平次とガラツ八は、其足で直ぐ越前屋に飛込み、落着き拂つて親類會議のお祝儀しふぎを受けて居る吉三郎をキリキリと縛り上げました。