“常套”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうとう91.9%
コンベンション2.7%
じやうたう2.7%
じようとう2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これが人道を叫び紳士を標榜ひょうぼうする英国が、印度で常套じょうとう手段です。英国人にとっては印度人の命ほど安いものはありますまい」
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
彼女等が殆ど一人として云わない事はない Humanity の為に是非を喧しくするのが一種の常套コンベンションであると共に、日本の現代の常套コンベンションは女性の経済的独立と称し、職業的自覚と称して
C先生への手紙 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
頭を下げることは犬の常套じやうたう
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
されどその人を誤れる報道は決して何等の不都合をも生ぜざるべし。彼等をらざる読者は湯屋の喧嘩けんかも同じく、三ノ面記事の常套じようとうとして看過みすごすべく、何のいとまかその敵手あひて誰々たれたれなるを問はん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)