“じょうとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上等44.9%
常套43.6%
上騰2.6%
承当1.3%
上党1.3%
上棟1.3%
上道1.3%
城東1.3%
常燈1.3%
蠅頭1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三州瓦等名が聞えていますが、しかし磨きをかけて銀光りにした上等じょうとうなものは、むしろ瓦味を殺して金属に近づき、冷たい感じを受けます。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「そんな常套じょうとう手段では、むしろ玄徳に利せられるおそれがあります。それがしの考えているのは、二競食きょうしょくの計という策略です」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
林の一角、直線に断たれてその間から広い野が見える、野良のら一面、糸遊いとゆう上騰じょうとうして永くは見つめていられない。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ただこの両者を結びつける身心脱落しんじんとつらくの瞬間のみは、自らの身心をもって直下じきげ承当じょうとうするほかはないのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
仏祖の行履の最奥さいおうの意味は、固定せる概念によって伝えられずに、生きた人格の力として伝えられている。人は知識として受け得ないものを、直接に人格をもって承当じょうとうして来たのである。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
上党じょうとうの太守張楊の旗下に、穆順ぼくじゅんという聞えた名槍家があった。その穆順の槍も、呂布と戦っては、苦もなく真二つにされてしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六月九日起工の式、八月十日上棟じょうとうの式、十一月十三日遷幸と定められ、人々も多少はゆとりをもってきた。
弘化こうか四年四月三十一日(卅日の誤か)藩籍を脱して(この時年卅六、七)四方に流寓りゅうぐうし後つい上道じょうとう大多羅おおたら村の路傍ろぼうに倒死せり。こは明治五、六年の事にして六十五、六歳なりきといふ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
貴隊は犬吠崎いぬぼうさき附近から陸上を東京に向かい、工業地帯たる向島むこうじま区、城東じょうとう区、本所ほんじょ区、深川ふかがわ区を空襲せよ。これがため一キログラムの焼夷弾約四十トンを撒布さっぷすべし!
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
暁の光、いまだに堂内に入らざるに、香の煙は中に充ちわたり、常燈じょうとうの明りおぼろなるところ、勤行ごんぎょうの響きが朗々として起る。鬱陶うっとうしいようでもあり、甘楽かんらくの夢路を辿たどるようでもある。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
爺さんが北海道に帰ってからよこした第一の手紙は、十三行の罫紙けいし蠅頭じょうとうの細字で認めた長文の手紙で、農とも読書子ともつかぬ中途半端ちゅうとはんぱな彼の生活を手強く攻撃したものであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)