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鬱陶
ふりがな文庫
“鬱陶”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うっとう
75.6%
うつたう
19.7%
うっと
2.4%
いぶ
0.8%
うつと
0.8%
ものおもい
0.8%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うっとう
(逆引き)
もう入梅の気構えの空が
鬱陶
(
うっとう
)
しく、車室の中がじっとりと生暖いので、幸子と雪子とはうしろに
靠
(
もた
)
れかかったままとろとろとし始め
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
鬱陶(うっとう)の例文をもっと
(50作品+)
見る
うつたう
(逆引き)
これより後の事は知らず。我は氣を喪ひき。人あまた集ひて、
鬱陶
(
うつたう
)
しくなりたるに、我空想の燃え上りたるや、この
眩暈
(
めまひ
)
のもとなりけむ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
鬱陶(うつたう)の例文をもっと
(25作品)
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うっと
(逆引き)
桔梗 お
鬱陶
(
うっと
)
しかろうと思いまして。それには、申分のございませんお日和でございますし、遠山はもう、もみじいたしましたから。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鬱陶(うっと)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
いぶ
(逆引き)
ただ
厭
(
いと
)
ふにはゆるは
彼方
(
あなた
)
の親切にて、ふた親のゆるしし交際の
表
(
おもて
)
、かひな借さるることもあれど、唯二人になりたるときは、家も園もゆくかたもなう
鬱陶
(
いぶ
)
せく覚えて
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
鬱陶(いぶ)の例文をもっと
(1作品)
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うつと
(逆引き)
それを貴方は、私と謂ふと何でも
鬱陶
(
うつと
)
しがつて、
如何
(
いか
)
に何でもそんなに
作
(
なさ
)
るものぢやございませんよ。その事ならば、貴方が御迷惑遊ばしてゐらつしやるばかりぢやございません。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
鬱陶(うつと)の例文をもっと
(1作品)
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ものおもい
(逆引き)
折しも小春の空
長閑
(
のどけ
)
く、
斜廡
(
ひさし
)
を
洩
(
も
)
れてさす日影の、
払々
(
ほかほか
)
と暖きに、黄金丸は
床
(
とこ
)
をすべり出で、
椽端
(
えんがわ
)
に
端居
(
はしい
)
して、独り
鬱陶
(
ものおもい
)
に打ちくれたるに。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
鬱陶(ものおもい)の例文をもっと
(1作品)
見る
“鬱陶”の意味
《名詞》
鬱陶(うっとう、うつよう)
気がふさいで晴れ晴れとしない様。
(出典:Wiktionary)
鬱
常用漢字
中学
部首:⾿
29画
陶
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
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鬱陶敷
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