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祝儀
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はな
ふりがな文庫
“
祝儀
(
はな
)” の例文
盆廻しは旅芸人の
常套
(
じょうとう
)
である。お客の方でも心得たもの。
祝儀
(
はな
)
は見得坊な桟敷の上客がハズむものと知っていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
金五郎から、
祝儀
(
はな
)
もやってある。新之助が、福岡監獄に服役中、知りあいになった
熊丸虎市
(
くままるとらいち
)
と、共同で、この、関西若手歌舞伎一座の興行をやっているのだった。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
女たちのさす杯を片ッ端からみな干して、さっそく錦の
巾着
(
きんちゃく
)
を中の金ぐるみ
祝儀
(
はな
)
として投げ与え
私本太平記:07 千早帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と讃辞を
言伝
(
ことづ
)
けさせ、梅若、幸若のふたりへ、
金子
(
きんす
)
百両、
帷子
(
かたびら
)
五十を
祝儀
(
はな
)
として贈りとどけた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「多くはない。
祝儀
(
はな
)
として、賭けに勝った者にだけ取らせる。さ、始めないか商売を」
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
その拳にも飽き、また馬鹿騒ぎの
歓
(
かん
)
もつきると、やがて水亭の夜は、おひらきとなっていた。そして妓たちは、さらに楮幣のお
祝儀
(
はな
)
を、それぞれ多分にもらって引き揚げて行った。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
といって、森蘭丸を楽屋へやり、幸若同様に梅若へも、金子拾枚の
祝儀
(
はな
)
を与えている。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いまのご喝采の中には、
祝儀
(
はな
)
をやれ! 祝儀の盆を廻せ! ッてなありがたいお声もあったじゃござんせんか。次の
芸題
(
げだい
)
にかかる前に、どうですえ、ここらで一つお志をいただいては
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“祝儀”の解説
祝儀(しゅうぎ、御祝儀・ご祝儀)は、時節や時期や機会や出会いなど、人生や日常においての節目に金品を贈る行為。
(出典:Wikipedia)
祝
常用漢字
小4
部首:⽰
9画
儀
常用漢字
中学
部首:⼈
15画
“祝儀”で始まる語句
祝儀金
祝儀枕金