“片眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かため55.6%
めつかち27.8%
へんがん11.1%
めっかち5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドンナ人だと聞くと、「大きな人で、眼が片眼で、長い刀をして居ますとうから、コリャ物騒な奴だ、名は何と云う。 ...
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
表を通る襤褸を下げた奴が矢張己れが親類まきで毎朝きまつて貰ひに來る跣跋片眼の彼の婆あ何かゞ己れの爲の何に當るか知れはしない
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なお又、炎症性の緑内障ですと、片眼に起った緑内障は交換性眼炎と称して、間もなく健眼に移りますから、健眼を助けるための応急手段として、患眼の剔出を行うことになって居ります。
痴人の復讐 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
その時の私がもしこの驚きをもって、もう一返彼の口にした覚悟の内容を公平に見廻したらば、まだよかったかも知れません。悲しい事に私は片眼でした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)