“肩上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたあげ50.0%
かたあ33.3%
かた16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時いもとくにの高等女学校を卒業したばかりで、としたしか十八とか云ふはなしであつたが、派出な半襟をけて、肩上かたあげをしてゐた。さうして程なくある女学校へかよはじめた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
結婚けっこんして何日目かに「いったい、君の年はいくつなの」といてみておどろいた事であったが、二十三さいだと云うのに、まだ肩上かたあげをした長閑のどかなところがあった。
魚の序文 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
じつ感謝かんしやえません。』とわたくし不測そゞろ憘涙うれしなみだながるゝをきんなかつた。無邪氣むじやきなる日出雄少年ひでをせうねんをまんまるにして、武村兵曹たけむらへいそう肩上かたをどると。