“かたあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肩上66.7%
肩揚33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結婚けっこんして何日目かに「いったい、君の年はいくつなの」といてみておどろいた事であったが、二十三さいだと云うのに、まだ肩上かたあげをした長閑のどかなところがあった。
魚の序文 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
公園、カフェ、ステエション——それ等はいずれも気の弱い彼等に当惑とうわくを与えるばかりだった。殊に肩上かたあげをおろしたばかりの三重子は当惑以上に思ったかも知れない。
早春 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私の衣類のがらの見立てなども父がしたようであったし、肩揚かたあげや腰揚こしあげのことまでも父が自分で指図さしずして母にはりを採らせたようであった。