“こんれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コンレイ
語句割合
婚礼79.4%
婚禮8.8%
婚姻2.9%
姻礼2.9%
狠戻2.9%
結婚2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋本のいさちゃんが、浜田のばあさんに連れられ、高島田たかしまだ紋付もんつき、真白にって、婚礼こんれい挨拶あいさつに来たそうだ。うつくしゅうござんした、とおんなが云う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
出せば大藤受取て世に婚禮こんれいにはもちひると又いむき日と有といへどもいづれ附會ふくわいせつの多くて取可き所ろもさらになし然は云へ世俗せぞくに從はずば和郎そなたの方の如何いかゞにやと思ふ計りに良辰よきひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以てはかる時は君子と雖も計り得るにやすしとかや扨も山田元益げんえきはお光の婚姻こんれいさまたげるため此小西屋の店へ來り癲癇てんかんなるよし餘所ながらはなし出せば主個あるじ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
取交し近日婚姻こんれい致す事に成しに依てはゆき早々さう/\やまひおこらば如何にせん故に根切ねきりにあらずともとたのまれたるより今日わざ/\此方へ參りし事なりとまづ大略あらましを語りけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
としも十七なればかねてむこをと思ひをりたるをりからなれば、かのしのび男が実心まごゝろめで早速さつそくなかだちはしをわたし、姻礼こんれいもめでたくとゝのひてほどなく男子をまうけけり。其家そのいへなほさかゆ。
一旦自分に対して深刻の敵意をさしはさんだ狠戻こんれい豪黠ごうかつの佐々成政を熊本に封じたのは、成政が無異で有り得れば九州の土豪等に対して成政は我が藩屏はんぺいとなるので有り
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
一切圧迫たかびしゃはいけません。故郷くにへ帰りたいと云う者は故郷くにへ帰さねばなりません。結婚こんれいしたいと云う者には結婚こんれいさせねばなりません。何も彼も一切自由意志きままごころで、行動たちいさせねばなりません
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)