“圧迫”のいろいろな読み方と例文
旧字:壓迫
読み方割合
あっぱく68.4%
おしつ10.5%
あつぱく5.3%
おさえつ5.3%
おしつけ5.3%
たかびしゃ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに将軍連が心ならずも調子を合わせ、正論を圧迫あっぱくしてとんでもない国論を作ってしまう。こうなると、まるでめちゃくちゃだよ。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
よくツケ/\と人を圧迫おしつける様な物言ものいひをする癖があつて、多少の学識もあり、村で健が友人ともだち扱ひをするのは此男の外に無かつた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
泰西の文明の圧迫あつぱくけて、其重したうなる、劇烈な生存競争場裏に立つひとで、しんによくひとために泣き得るものに、代助はいまかつ出逢であはなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
異をちょっとでもてようとすれば、世間がすぐに圧迫おさえつけます。そのよい例がこの私で。私の狂言の流派といえば、ご承知の通り鷺流なので、大蔵流と相待ちまして、幕府方のお狂言でござります。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、男を圧迫おしつける様に言つて探る様な眼を異様に輝かした。そして、弾機ばねでも脱れた様に
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
一切圧迫たかびしゃはいけません。故郷くにへ帰りたいと云う者は故郷くにへ帰さねばなりません。結婚こんれいしたいと云う者には結婚こんれいさせねばなりません。何も彼も一切自由意志きままごころで、行動たちいさせねばなりません
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)