“弾機”のいろいろな読み方と例文
旧字:彈機
読み方割合
ばね82.9%
ぜんまい7.3%
バネ7.3%
スプリング2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
但し弾機ばね一個不足とか、生後十七年、灰色のぶちある若き悍馬かんばとか、ロンドンより新荷着、かぶおよび大根の種子とか、設備完全の別荘
(新字新仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
あたかも細かつ強靭なる時計の弾機ぜんまいに触れしが如し。卓を隔てて予と相対す。氏は鼠色の大掛児タアクワルを着たり。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
が、毛利先生はそう云うと同時に、また哀願するような眼つきをして、ぐるりと教室の中を見廻すと、それぎりで急に椅子いすの上へ弾機バネがはずれたように腰を下した。
毛利先生 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その次第に外れる弾機スプリングや、その傾斜平面の組合せ等を案出してゐたのであつた。
卓上演説 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)