“バネ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ばね
語句割合
弾機27.3%
撥条27.3%
弾条18.2%
9.1%
弾倉撥条9.1%
発条9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腰をかゞめると同時に、大里町子は、弾機バネ仕掛のやうに、そこから飛んで、姿を消した。
(新字旧仮名) / 岸田国士(著)
そうして銃身の撥条バネ墨汁すみで塗ったヒューズと取り換えておいたのです。……ですから撃鉄ひきがねを引いても落ちやしないんです。この通りです
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
誰か模型に弾条バネでもつけて飛ばしたやう
春と修羅 第二集 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
伯楽ばくらふの手代等といふ黒雲の面々が、一勢にバネにはぢかれた蛙のやうに吃驚り仰天して
バラルダ物語 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
最後には両脚を棒のように踏み締めて死にかかった獅子のようにぶるぶると身をもだえた。けれどもどうしてもその弾倉撥条バネを握り締める力が出ないらしかった。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
警部モロは、発条バネじかけの人形のように、その受話器にとびついた。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)