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撥条
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バネ
ふりがな文庫
“
撥条
(
バネ
)” の例文
旧字:
撥條
丁度一分ぐらい経ったと思われる頃、
撥条
(
バネ
)
が外れたようなジジーという音がした。すると速水は、床から器械を外すのであった。
深夜の市長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そうして銃身の
撥条
(
バネ
)
を
墨汁
(
すみ
)
で塗ったヒューズと取り換えておいたのです。……ですから
撃鉄
(
ひきがね
)
を引いても落ちやしないんです。この通りです
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
二十七日、払暁
荷車
(
にぐるま
)
に乗りて鉄道をゆく。さきにのりし箱に
比
(
くら
)
ぶれば、はるかに
勝
(
まさ
)
れり。固より
撥条
(
バネ
)
なきことは同じけれど、壁なく
天井
(
てんじょう
)
なきために、風のかよいよくて心地あしきことなし。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
撥
漢検1級
部首:⼿
15画
条
常用漢字
小5
部首:⽊
7画
“撥”で始まる語句
撥
撥音
撥無
撥釣瓶
撥返
撥付
撥退
撥飛
撥橋
撥條