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弾機
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ぜんまい
ふりがな文庫
“
弾機
(
ぜんまい
)” の例文
旧字:
彈機
恰
(
あたか
)
も細
且
(
かつ
)
強靭なる時計の
弾機
(
ぜんまい
)
に触れしが如し。卓を隔てて予と相対す。氏は鼠色の
大掛児
(
タアクワル
)
を着たり。
上海游記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と云うと、
一刎
(
ひとは
)
ね刎ねたままで、
弾機
(
ぜんまい
)
が切れたようにそこに
突立
(
つった
)
っていた
身構
(
みがまえ
)
が崩れて、境は草の上へ
投膝
(
なげひざ
)
で腰を落して、雲が
日和下駄
(
ひよりげた
)
穿
(
は
)
いた大山伏を、足の
爪尖
(
つまさき
)
から見上げて黙る。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その真正面に、もう一冊の活動写真雑誌をひろげて篤介が制服でいた。午後二時の海辺の部屋の明るさ——外国雑誌の大きいページを
翻
(
ひるがえ
)
す音と、
弾機
(
ぜんまい
)
のジジジジほぐれる音が折々するだけであった。
明るい海浜
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
“弾機”の意味
《名詞》
弾 機(だんき、熟字訓:ばね)
ばね。ぜんまい
(出典:Wiktionary)
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
“弾機”で始まる語句
弾機細工
弾機仕掛