“彈機”の読み方と例文
新字:弾機
読み方割合
ばね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一分もつたかと思ふと、また女の影が映つて、それが小さくなつたと見ると、ガタリと窓が鳴つた。と、男は強い彈機ばねに彈かれた樣に、五六歩窓際を飛び退ずさつた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彈機ばねのごともあはてたるあつき力もて
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
と、男を壓迫おしつける樣に言つて探る樣な眼を異樣に輝かした。そして、彈機ばねでも外れた樣に
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)