“めあは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
娶合50.0%
嫁合17.9%
10.7%
7.1%
3.6%
結婚3.6%
3.6%
配偶3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後ろから覗くやうに小腰をかゞめたのは、その繼娘で小牧家の一粒種、かつては甥の傳七郎と娶合めあはせようとしたお優でせう。
手代の千代松と嫁合めあはせ暖簾を分ける筈だつたが、近頃大黒屋は恐ろしい左前で、盆までに二三千兩まとまらなきや主人の常右衞門首でもくゝらなきやならねえ
主人の家内のめひに当ります者が、内に引取つて御座いまして、これを私にめあはせやうと云ふ意衷つもりで、前々ぜんぜんからその話は有りましたので御座いますが、どうも私は気が向きませんもので
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
半分にして吉三郎に菊をめあはせ養子となし利兵衞夫婦ふうふ隱居いんきよ致す可し且つ彌太郎方へは又七を取戻とりもどせと申渡されけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
……そこにおにゃったるロミオこそはヂュリエットがたゞしいをっと、またそこにおにゃったるヂュリエットこそはそのロミオが貞節ていせつなる宿やどつま二人ふたりめあはしたは手前てまへ
丑松の身がきまつた暁には自分の妹にして結婚めあはせるやうにしたい。う言出した。かく、後の事は弁護士も力を添へる、とある。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
我は心裡しんりにヱネチアの歴史を繰り返して、そのいにしへの富、古の繁華、古の獨立、古の權勢乃至ないし大海にめあはすといふ古の大統領ドオジエの事を思ひぬ。
申入るゝ者多かりしが今度このたび同宿どうしゆく杉戸屋すぎとやとみ右衞門が媒人なかうどにて關宿せきやどざい坂戸村さかとむらの名主是も分限ぶんげんの聞えある柏木庄左衞門かしはぎしやうざゑもんせがれ庄之助に配偶めあはせんとてすで約束やくそくとゝの双方さうはう結納ゆひなふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)