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妻
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めあは
ふりがな文庫
“
妻
(
めあは
)” の例文
茶山の蘭軒に与へた書には、茶山が
将
(
まさ
)
に
妹女
(
まいぢよ
)
井上氏を以て霞亭に
妻
(
めあは
)
せむとしてゐることが見えてゐた。茶山は遂に妹女をして嫁せしめ、後霞亭を阿部家に薦めた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
主人の家内の
姪
(
めひ
)
に当ります者が、内に引取つて御座いまして、これを私に
妻
(
めあは
)
せやうと云ふ
意衷
(
つもり
)
で、
前々
(
ぜんぜん
)
からその話は有りましたので御座いますが、どうも私は気が向きませんもので
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
昔
(
むかし
)
鄭
(
てい
)
の
武公
(
ぶこう
)
、
胡
(
こ
)
を
伐
(
う
)
たんと
欲
(
ほつ
)
し、
廼
(
すなは
)
ち
(一〇二)
其子
(
そのこ
)
を
以
(
もつ
)
て
之
(
これ
)
に
妻
(
めあは
)
せたり。
因
(
よ
)
つて
羣臣
(
ぐんしん
)
に
問
(
と
)
うて
曰
(
いは
)
く、「
吾
(
われ
)
、
兵
(
へい
)
を
用
(
もち
)
ひんと
欲
(
ほつ
)
す、
誰
(
たれ
)
か
伐
(
う
)
つ
可
(
べ
)
き
者
(
もの
)
ぞ」と。
關其思
(
くわんきし
)
曰
(
いは
)
く、「
胡
(
こ
)
伐
(
う
)
つ
可
(
べ
)
し」と。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
茶山は
女姪
(
ぢよてつ
)
井上氏を以て霞亭に
妻
(
めあは
)
せ、
徐
(
しづか
)
に
菅三万年
(
くわんさんまんねん
)
の長ずるを待たうとした。即ち「中継」である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
かかる
戯
(
たはむれ
)
を
作
(
な
)
して
憚
(
はばか
)
らず、女も為すままに
信
(
まか
)
せて
咎
(
とが
)
めざる彼等の
関繋
(
かんけい
)
は
抑
(
そもそ
)
も
如何
(
いかに
)
。事情ありて十年来鴫沢に
寄寓
(
きぐう
)
せるこの
間貫一
(
はざまかんいち
)
は、
此年
(
ことし
)
の夏大学に
入
(
い
)
るを待ちて、宮が
妻
(
めあは
)
せらるべき人なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
先代信栄の歿した時、嫡子
信美
(
のぶよし
)
が
幼
(
いとけな
)
かつたので、隠居信政は井出氏門次郎を養つて子とした。信政は門次郎に
妻
(
めあは
)
するに信栄の妹
曾能
(
その
)
を以てしようとして、
心私
(
こゝろひそか
)
にこれを憚つた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
親に
仕
(
つか
)
へて、
此上無
(
こよな
)
う優かりしを、
柏井
(
かしわい
)
の
鈴
(
すず
)
とて美き娘をも見立てて、この秋には
妻
(
めあは
)
すべかりしを、又この
歳暮
(
くれ
)
には
援
(
ひ
)
く
方
(
かた
)
有りて、新に興るべき鉄道会社に好地位を得んと頼めしを、事は皆
休
(
や
)
みぬ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“妻”の解説
妻(つま)は、女性の配偶者を示す言葉である。
(出典:Wikipedia)
妻
常用漢字
小5
部首:⼥
8画
“妻”を含む語句
後妻
老妻
吾妻
妻覓
亡妻
妻子
妻君
梵妻
新妻
妻妾
妻籠
吾妻鏡
妻女
妻恋
吾妻山
下妻
夫妻
愛妻
吾妻川
嫡妻
...