“下妻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもづま60.0%
しもずま20.0%
しもつま20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正五位飯田軍造、天狗軍中強豪を以て聞えた木戸の軍造も、下妻しもづまの町外れで死骸を張付にかけられ、馬骨とおなじ穴に埋められてゐる。
天狗塚 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
『あれも、安中三郎の兵ではない。常陸ひたち下妻しもずまの上杉方の一党で、安中城の危急を聞いて、援兵に馳せつけようという途中を、こっちで先に出鼻をくじいてやったのだ』
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は、故郷の天城に、一人の老母をのこしていたが、母の生家が元々、常陸ひたち下妻しもつまなので、そこで老後を養いたいというので、母を背に負って、何十年ぶりかで、常陸へ帰って行った。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)