“下妻（しもづま）” の例文
正五位飯田軍造、天狗軍中強豪を以て聞えた木戸の軍造も、下妻（しもづま）の町外れで死骸を張付にかけられ、馬骨とおなじ穴に埋められてゐる。
天狗塚 (旧字旧仮名) ／ 横瀬夜雨(著)
常陸の下妻（しもづま）まで用達に行った梨丸が、先頃の礼に、野霜の具足師、伏見掾の家へ寄ったところ、そこでも噂に出たし、ほかでも、聞いたというのである。
平の将門 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
他は下妻（しもづま）の町、井上伊予守（いよのかみ）一万石。
平馬と鶯 (新字新仮名) ／ 林不忘(著)