“前々”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ぜん/\25.0%
まえ/\25.0%
ぜん/″\12.5%
ぜんぜん8.3%
まえまえ8.3%
まへ/\8.3%
せんぜん4.2%
めえ/\4.2%
もと/\4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“前々”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸29.0%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 伝説・民話[昔話]3.4%
文学 > 日本文学 > 記録 手記 ルポルタージュ2.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
さて雑誌を出すについては、前々ぜん/\から編輯へんしうはう山田やまだわたしとが引受ひきうけて
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
前々ぜん/\の紙上から見るとすこぶ異色いしよくを帯びてました、ゆえこれだい
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
どうか又贔屓にして斯ういう事が有ったら前々まえ/\屋敷にいた時の馴染もあるから呼んでやってくれ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一廉ひとかどの武士に成れば、貴様も己に向って前々まえ/\御高恩を得たから申上ぐるが、それはお宜しくない、斯うなすったら宜かろうと云えるような武士に取立って、多分の持参は附けられんが、相当の支度をしてやるが
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大「あれが御意に入りましたら、今度はお相手に前々ぜん/″\から頼み置きまして、呼寄せるように致しましょう」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
前々ぜん/″\思いを掛けましたの鈴木屋と云う料理茶屋の働き女おりゅうを五十円で身請を致しました。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
てまいはただ目が暗んでしまいましたが、前々ぜんぜんより、ふとお見上げ申したものの言うのでは、桔梗の池のお姿は、まゆをおとしていらっしゃりまするそうで……
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と申すのには、少し又仔細しさいが御座いますので。それは、主人の家内のめひに当ります者が、内に引取つて御座いまして、これを私にめあはせやうと云ふ意衷つもりで、前々ぜんぜんからその話は有りましたので御座いますが、どうも私は気が向きませんもので、何と就かずに段々言延いひのばして御座いましたのを、決然いよいよどうかと云ふ手詰てづめはなし相成あひなりましたので。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ところが、収穫の方は前々まえまえどおりにどしどし集まって来た。
一、万石まんごく以上の面々ならびに交代寄合こうたいよりあい、参覲の年割ねんわり御猶予成し下されそうろうむね、去々戌年いぬどし仰せいだされ候ところ、深きおぼし召しもあらせられ候につき、向後こうご前々まえまえお定めの割合に相心得あいこころえ、参覲交代これあるべき旨、仰せ出さる。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
前々まへ/\からひどい確執かくしつがあつて、これためふねくのもおそくなれば
検疫と荷物検査 (新字旧仮名) / 杉村楚人冠(著)
前々まへ/\からかなしんでゐたのでございます
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
前々せんぜん炎上の時は、寺門の衆徒、これを一大事にして隠しける九乳きゆうにゆう鳧鐘ふしようも、取る人なければ、空しく焼けて地に落ちたり、この鐘と申すは、昔竜宮城より伝はりたる鐘なり
「そうでごぜえますだ。せんの旦那がなくなられますと、すぐ手紙がめえりまして、わしはなくなった人の甥っ子だが、別荘さ譲り受ける事になったゞから、前々めえ/\通り管理していてくんろっていって来ましたゞ。それからハア、もう二年にもなりますだが、来たのは昨日さ初めてゞごぜえますだ」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
千「恐入ります、是れから前々もと/\通りしゅう家来、矢張千代/\と重ねてお呼び遊ばしまして、お目をお掛け遊ばしまして……」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)