“小日向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こびなた87.5%
こひなた12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おやじの葬式そうしきの時に小日向こびなた養源寺ようげんじ座敷ざしきにかかってた懸物はこの顔によく似ている。坊主ぼうずに聞いてみたら韋駄天いだてんと云う怪物だそうだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
幸子はそれまで小日向こびなたの方にいた。朝子は一年半程前に夫を失い、河田町の生家に暮していた。幸子と二人で家を持つと決ったとき、大平は
一本の花 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
前々夜襲われた小日向こひなた台町と厩河岸うまやがしへまでも回って調べ、本石町での陳述と同様、やっぱり下手人は右三個所を襲ったときにも
小日向こひなたと雑司ヶ谷なら、遠いところでは無いし、御寵愛の籠の鳥でも、子宝を授けて貰い度さのお詣りとか何んとか、口実はどうでも出来るだろう、とう言うのさ
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)