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前々
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ぜん/\
ふりがな文庫
“
前々
(
ぜん/\
)” の例文
前々
(
ぜん/\
)
より述べ
來
(
きた
)
りしが如き
衣服
(
いふく
)
を
着
(
き
)
、
飮食
(
いんしよく
)
を採り、竪穴に住ひ、噐具を用ゐたる
人民
(
じんみん
)
、即ちコロボックル、の
日常生活
(
にちじようせいくわつ
)
は如何なりしか
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
友「それはお村に惚れているので、
前々
(
ぜん/\
)
から私を
欺
(
だま
)
して百両を三百両にしてお村を取上げ、私は半分死んで居ります」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
而
(
さう
)
して
挿絵
(
さしゑ
)
は
桂舟
(
けいしう
)
が
担当
(
たんとう
)
するなど、
前々
(
ぜん/\
)
の紙上から見ると
頗
(
すこぶ
)
る
異色
(
いしよく
)
を帯びて
居
(
ゐ
)
ました、
故
(
ゆえ
)
に
之
(
これ
)
を
第
(
だい
)
六
期
(
き
)
と
為
(
す
)
る、
我楽多文庫
(
がらくたぶんこ
)
の
生命
(
せいめい
)
は
第
(
だい
)
六
期
(
き
)
で
又
(
また
)
姑
(
しばら
)
く
絶滅
(
ぜつめつ
)
したのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
頓
(
やが
)
て参りましたは
前々
(
ぜん/\
)
から申し上げました西浦賀の女郎屋の弟息子、芸者小兼の
情夫
(
おもいおとこ
)
江戸屋半治が兄の半五郎という、同所では親分筋、至って
侠気
(
おとこぎ
)
のある男ですから
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
扨
(
さて
)
雑誌を出すに
就
(
つい
)
ては、
前々
(
ぜん/\
)
から
編輯
(
へんしう
)
の
方
(
はう
)
は
山田
(
やまだ
)
と
私
(
わたし
)
とが
引受
(
ひきう
)
けて、
石橋
(
いしばし
)
は
専
(
もつぱ
)
ら
庶務
(
しよむ
)
を
扱
(
あつか
)
つて
居
(
ゐ
)
たので、
此
(
こ
)
の
三人
(
さんにん
)
を
署名人
(
しよめいにん
)
として、明治十九年の春に
改
(
あらた
)
めて
我楽多文庫
(
がらくたぶんこ
)
第壱号
(
だいいちがう
)
として出版した
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
私
(
わちき
)
は母と一緒に上野の先の
箕
(
み
)
の
輪
(
わ
)
という処へ参りましたは、
前々
(
ぜん/\
)
勤めていた家来の
家
(
うち
)
で有りますから、そこへ往って暫く厄介になって居ます内に、母が
煩
(
わずら
)
い付きましたが
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
就
(
つい
)
ては嬢さんをお助けなすった大夫は、身柄は小兼にお聞きになれば分りますが、
前々
(
ぜん/\
)
は今お話しの金森家の重臣で、千石
余
(
あまり
)
をお取り遊ばしたお方で、
主家
(
しゅうか
)
は
彼
(
あ
)
の通りの大変で
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
顔を土足で
蹴附
(
けつ
)
けられた時、あゝ悪い事をしたと始めて夢の覚めたる如く心付きまして、段々
前々
(
ぜん/\
)
の悪事を思えば思う程、
吾身
(
わがみ
)
ながら如何なればこそ
斯
(
か
)
かる非道の行いを致したか
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
友「企んだって企まないってそれ程とは存じません、門弟衆にはお
旗下
(
はたもと
)
もあり、お歴々もあるから、よもやそんな真似はしようとは思いませんが、
前々
(
ぜん/\
)
からお村に惚れていた故
欺
(
だま
)
したのです」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
はて分らん事で……確か梅三郎の乳母と云う者は信州の善光寺にいるという事を聞いたが、梅三郎に逢ったら少しは手掛りになる事もあろうと考えまして、
前々
(
ぜん/\
)
勤めていた喜六という山出し男は
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
豊「
然
(
しか
)
れば其の方は
前々
(
ぜん/\
)
は
何処
(
いずく
)
の藩中である、
主名
(
しゅめい
)
を申せ」
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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常用漢字
小2
部首:⼑
9画
々
3画
“前々”で始まる語句
前々日
前々月