“戌年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぬどし87.5%
いぬとし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明和(めいわ)戌年(いぬどし)秋(あき)八月(がつ)、そよ吹(ふ)きわたるゆうべの風(かぜ)に、静(しず)かに揺(ゆ)れる尾花(おばな)の波路(なみじ)。娘(むすめ)の手(て)から、団扇(うちわ)が庭(にわ)にひらりと落(お)ちた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
綱吉も戌年(いぬどし)生れなら、柳沢出羽守も、戌年だった。その点でも、この主従には、迷信的な契合(けいごう)がふかいらしいのだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
押拭(おしぬぐ)ひ成程お身の云ふ通り早く兩親に別(わか)れ師匠樣(ししやうさま)の養育(やういく)にて人と成(なれ)ば不仕合の樣なれ共併しさう達者(たつしや)で成長せしは何よりの仕合なり譯(わけ)と云(いへ)ば此婆が娘の産(うみ)し御子樣當年まで御存命(ごぞんめい)ならば恰(ちやう)どお身と同じ齡(とし)にて寶永三戌年(いぬとし)然(しか)も三月十五日子の刻の御出生なりしと語(かた)り又も泪(なみだ)に暮る體(てい)は合點(がてん)のゆかぬ惇言(くりこと)と思へば扨は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)