“波路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみじ87.5%
なみぢ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小鳥ことりが、ふねのほばしらのさきまっていたときに、おひめさまは、ふねられました。そして、はるばると波路なみじられてゆかれました。
お姫さまと乞食の女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
波路なみじ遥かな都をしのんで溜息をつきながら、一日を茫然と過ごしてしまうのであったが、俊寛はそうした生活を根本から改めようと決心した。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
新大納言が隱謀もろくも敗れて、身は西海のはてに死し、丹波の少將成經なりつね、平判官康頼やすより、法勝寺の執事俊寛等しゆんくわんら、徒黨の面々、波路なみぢ遙かに名も恐ろしき鬼界が島に流されしより
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)