“康頼”の読み方と例文
読み方割合
やすより100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
成経なりつね様や康頼やすより様が、御話しになった所では、この島の土人もおにのように、なさけを知らぬ事かと存じましたが、——」
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
新大納言が隱謀もろくも敗れて、身は西海のはてに死し、丹波の少將成經なりつね、平判官康頼やすより、法勝寺の執事俊寛等しゆんくわんら、徒黨の面々、波路なみぢ遙かに名も恐ろしき鬼界が島に流されしより
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
丹波康頼やすよりは後漢の霊帝十三世の孫である。康頼八世の祖が日本に帰化して大和国檜隈郡ひくまのこほりに居つた。六世の祖に至つて丹波国矢田郡に分れ住んだ。康頼に至つて丹波宿禰の姓を賜はつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)