“丹波康頼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんばのやすより66.7%
たんばやすより33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
全体我邦で昔誰れが杜若をカキツバタだといい初めたかというと、今から九百余年前に丹波康頼たんばのやすよりの撰んだ『本草類編』であろうと思う。そして同書にはまた、蠡実をもカキツバタとなしてある。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
日本の古医書は『続群書類従ぞくぐんしょるいじゅう』に収めてある和気広世わけひろよの『薬経太素やくけいたいそ』、丹波康頼たんばのやすよりの『康頼本草やすよりほんぞう』、釈蓮基しゃくれんきの『長生ちょうせい療養方』、次に多紀家で校刻した深根輔仁ふかねすけひとの『本草和名ほんぞうわみょう』、丹波雅忠まさただの『医略抄』
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今度校刻すべき書は、円融えんゆう天皇の天元てんげん五年に、丹波康頼たんばやすよりが撰んだという『医心方いしんほう』である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)