“いぬどし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
戌年87.5%
戌歳12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又は戌年いぬどしの人に限って突くのだという説もあったが、かの延寿太夫は酉年とりどしの生まれで戌年ではなかった。
半七捕物帳:18 槍突き (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
愛子をうしなった悲嘆の余りにわかに迷信深くなり、売僧まいすの言葉を真に受けて、非常識に畜類を憐れむようになり、自身戌年いぬどしというところから取り分け犬を大事に掛けた。
紅白縮緬組 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
わたくしは当年七十八歳で、嘉永かえい三年戌歳いぬどしの生れでございますから、これからお話をする文久ぶんきゅう三年はわたくしが十四の年でございます。
蜘蛛の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)