“師匠樣”の読み方と例文
新字:師匠様
読み方割合
ししやうさま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踏分々々ふみわけ/\彼お三婆のかたいたりぬ今日はけしからぬ大雪にて戸口とぐちへも出られずさぞ寒からんと存じ師匠樣ししやうさまよりもらひし酒を寒凌さぶさしのぎにもと少しなれど持來もちきたりしとてくだん徳利とくり竹皮包かはづつみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
押拭おしぬぐひ成程お身の云ふ通り早く兩親にわか師匠樣ししやうさま養育やういくにて人となれば不仕合の樣なれ共併しさう達者たつしやで成長せしは何よりの仕合なりわけいへば此婆が娘のうみし御子樣當年まで御存命ごぞんめいならばちやうどお身と同じとしにて寶永三戌年いぬとししかも三月十五日子の刻の御出生なりしとかたり又もなみだに暮るてい合點がてんのゆかぬ惇言くりことと思へば扨は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)