“竹皮包”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かはづつみ33.3%
かわづゝみ33.3%
たけのかわづつみ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
踏分々々ふみわけ/\彼お三婆のかたいたりぬ今日はけしからぬ大雪にて戸口とぐちへも出られずさぞ寒からんと存じ師匠樣ししやうさまよりもらひし酒を寒凌さぶさしのぎにもと少しなれど持來もちきたりしとてくだん徳利とくり竹皮包かはづつみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
少し待ってろ、其の間にどうせ山越しで逃げなければ成らぬから、草鞋わらじに紐を付けて、竹皮包かわづゝみでも宜いから握飯むすびこしらえて、松魚節かつぶしるからな、食物くいものの支度して梅干なども詰めて置け
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
私は勤帰つとめがえりの洋服姿がどうかすると路傍みちばた腸売わたうりの前に立止り、竹皮包たけのかわづつみを下げて、坂道をば監獄署の裏通りの方へあがって行くのを見ました。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)