“胡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
53.8%
えびす23.1%
7.7%
なん7.7%
ホー7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし結局それは、くだったときのおのれの志が那辺なへんにあったかということ。その志を行なう前に故国の一族がりくせられて、もはや帰るに由なくなった事情とに尽きる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
その当時、戎呉じゅうごというえびすの勢力が盛んで、しばしば国境を犯すので、諸将をつかわして征討を試みても、容易に打ち勝つことが出来ない。
んぞ此に在るか? 此れあに久しく留るけんや。すみやかに我に従つて出でよ。」
鴉片 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
しかるに奸臣かんしん斉泰せいたい黄子澄こうしちょう、禍心を包蔵し、しゅくはくけいべんの五弟、数年ならずして、並びに削奪さくだつせられぬ、はくもっともあわれむべし、闔室こうしつみずからく、聖仁かみに在り、なんなんこれに忍ばん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その夜も僕は云う迄もなく、麻雀に夢中になっていたのですが、僕の相手と云うのは、倶楽部の番人でホーと云う中年の支那人でした。
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)