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胡
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えびす
ふりがな文庫
“
胡
(
えびす
)” の例文
その当時、
戎呉
(
じゅうご
)
という
胡
(
えびす
)
の勢力が盛んで、しばしば国境を犯すので、諸将をつかわして征討を試みても、容易に打ち勝つことが出来ない。
中国怪奇小説集:03 捜神記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
とりわけ、
胡
(
えびす
)
が好んで吹く、
笳
(
か
)
という笛を聴くたびに、郷愁はますばかりで、ついには、思慕の悲しさから、みずから十八曲を作曲した。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
堅城
壺関
(
こかん
)
も、その夜ついに陥落し、高幹は命からがら
北狄
(
ほくてき
)
の境をこえて、
胡
(
えびす
)
の
左賢王
(
さけんおう
)
を頼って行ったが、途中家来の者に刺し殺されてしまった。
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
むかし、蔡邕と交わりを深めていた頃の話であるが、蔡邕に
蔡琰
(
さいえん
)
という娘があった。縁あって、
衛道玠
(
えいどうかい
)
に嫁いだが、
韃靼
(
だったん
)
に
生虜
(
いけど
)
られ、
胡
(
えびす
)
のために無理に妻とせられてしまった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蔡琰の悲嘆は、天地も崩れるばかりであったが、ついに
胡
(
えびす
)
の子二人までも生んだ。しかし明けるにつけ、暮るるにつけ、この沙漠不毛の国に囚れては、故郷恋しく、涙に袖の乾く間もなかった。
三国志:09 図南の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“胡”の解説
胡(こ)は、古代中国の北方・西方民族に対する蔑称。「胡瓜」、「胡弓」、「胡姫」のように、これらの異民族由来のものである事を示す用法がある。
もともとの意味は、「あごひげ」が長い人である。
(出典:Wikipedia)
胡
漢検準1級
部首:⾁
9画
“胡”を含む語句
胡瓜
胡蝶
胡弓
胡坐
胡桃
胡座
胡人
胡籙
胡同
胡粉
胡麻化
胡麻塩
胡乱
大胡坐
胡魔化
胡椒
胡散臭
胡麻塩頭
胡蘿蔔
大胡座
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