“生虜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いけど80.0%
いけどり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから、おれは彼のうまやへ忍んで、赤兎馬を盗みだし、そのまま、城外へ脱出するから、君たちは後に残って、呂布を生虜いけどりたまえ
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高順、張遼の二将は、変を知るとすぐ、部隊をまとめて、西の門から脱出を試みたが、洪水の泥流深く、進退極まって、ことごとく生虜いけどられた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
どうかして一匹とらえたいものだと、たびたび森の中を歩きまわって、ひどく苦心をして、やっとのことで生虜いけどりにしたのです。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
すると、その弾丸が一羽の、鳥のはねにあたって、飛ぶ力を失って地上へ落ちて来ました。それを、犬のポパイといっしょにかけつけて、とりおさえ、生虜いけどりにしたというわけでした。
新宝島 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)