“心私”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころひそか50.0%
こゝろひそか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拍子抜してもどれる貫一は、心私こころひそかにその臆測のいりほがなりしを媿ぢざるにもあらざれど、又これが為に、ただちに彼の濡衣ぬれぎぬ剥去はぎさるまでに釈然たる能はずして、好し
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
先代信栄の歿した時、嫡子信美のぶよしいとけなかつたので、隠居信政は井出氏門次郎を養つて子とした。信政は門次郎にめあはするに信栄の妹曾能そのを以てしようとして、心私こゝろひそかにこれを憚つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)