“取戻”の読み方と例文
読み方割合
とりもど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三十分ばかり夜風に吹かれて、ようやく常の心を取戻とりもどした金三郎は、何んから英雄的な心持になって、元の自分の部屋に帰って行きました。
おかみは独で肝煎きもいって、家を近在きんざいの人に、立木たちきを隣字の大工に売り、抵当に入れた宅地を取戻とりもどして隣の辰爺さんに売り
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
以て近々に取戻とりもどして遣はさんして又其方は家内にてこはいものは誰なるやと尋ねられければ五郎藏ハイ私しの怕者こはいものは番頭の久兵衞でござります毎度私しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)