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結婚
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けつこん
ふりがな文庫
“
結婚
(
けつこん
)” の例文
代助は此二三年来、凡ての物に対して重きを置かない習慣になつた如く、
結婚
(
けつこん
)
に対しても、あまり重きを置く必要を認めてゐない。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
園
(
その
)
は、
実
(
じつ
)
は
其
(
そ
)
の
人
(
ひと
)
たちの、まだ
結婚
(
けつこん
)
しない
以前
(
いぜん
)
から
衣絵
(
きぬゑ
)
さんを
知
(
し
)
つて
居
(
ゐ
)
た……と
言
(
い
)
ふよりも
知
(
し
)
られて
居
(
ゐ
)
たと
言
(
い
)
つて
可
(
よ
)
からう。
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これは
結婚
(
けつこん
)
に
先立
(
さきだ
)
つて、
新
(
あたら
)
しい
家
(
いへ
)
を
建
(
た
)
てる、その
新築
(
しんちく
)
の
室
(
むろ
)
の
讃
(
ほ
)
め
言葉
(
ことば
)
で、
同時
(
どうじ
)
に、
新婚者
(
しんこんしや
)
の
幸福
(
こうふく
)
を
祈
(
いの
)
る
意味
(
いみ
)
の
言葉
(
ことば
)
なのです。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
『だつてあなたは、
私
(
わたし
)
がやつぱし、
父
(
ちゝ
)
のいふ
意味
(
いみ
)
の
幸福
(
かうふく
)
な
結婚
(
けつこん
)
を
求
(
もと
)
め、さうしてまた、それに
滿足
(
まんぞく
)
して
生
(
い
)
きてられる
女
(
をんな
)
だとしか
思
(
おも
)
つてない……』
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
所
(
ところ
)
が
男
(
をとこ
)
の
方
(
はう
)
では、まだ
結婚
(
けつこん
)
なんどする
積
(
つも
)
りがなかつたものだから、『そんな
事
(
こと
)
を
云
(
い
)
つてくれては
困
(
こま
)
る。
自分
(
じぶん
)
はまだ』
何
(
なん
)
だとか
斯
(
か
)
だとか
云
(
い
)
つて
曖眛
(
あいまい
)
な
返事
(
へんじ
)
をした、さうだ。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
▼ もっと見る
來年
(
らいねん
)
邊
(
あたり
)
はカフカズへ
出掛
(
でか
)
けやうぢや
有
(
あ
)
りませんか、
乘馬
(
じようば
)
で
以
(
もつ
)
てからに
彼方此方
(
あちこち
)
を
驅廻
(
かけまは
)
りませう。
而
(
さう
)
してカフカズから
歸
(
かへ
)
つたら、
此度
(
こんど
)
は
結婚
(
けつこん
)
の
祝宴
(
しゆくえん
)
でも
擧
(
あ
)
げるやうになりませう。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
依つて仰せられるには、「あなたと
結婚
(
けつこん
)
をしたいと思うが、どうですか」と仰せられますと、「わたくしは何とも申し上げられません。父のオホヤマツミの神が申し上げるでしよう」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
「
不良
(
ふりやう
)
少女
(
せうぢよ
)
の
沒落
(
ぼつらく
)
」といふ
標題
(
みだし
)
の
下
(
もと
)
に、
私達
(
わたしたち
)
が
前後
(
ぜんご
)
しての
結婚
(
けつこん
)
を×
誌
(
し
)
あたりに
落書
(
らくがき
)
されてから、みなもう
丸
(
まる
)
三
年
(
ねん
)
を
過
(
すご
)
しました。Kさんがまづ母となり、あなたも間もなく母となりました。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
固
(
もと
)
より一時の出來心や、
不圖
(
ふと
)
した
氣紛
(
きまぐれ
)
では無かツたのであるから、さて是れが
容易
(
ようい
)
に解決される問題で無い。第一
妻
(
つま
)
として
迎
(
むか
)
へ取るには餘りに身分の
懸隔
(
けんかく
)
がある。
家庭
(
かてい
)
は斷じて此の
結婚
(
けつこん
)
を
峻拒
(
しゆんきよ
)
する。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
出産、保育、
結婚
(
けつこん
)
等の人事に關しては未だ
探究
(
たんきう
)
の端緒を得ず。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
大岡殿
默止
(
だまれ
)
汝
(
なんぢ
)
には問ぬぞ其方は先名主惣左衞門が後家にあり
乍
(
なが
)
ら誰か
媒妁
(
なかうど
)
にて九郎兵衞の
妻
(
つま
)
にや成しやと申さるゝにお
深
(
ふか
)
はシヤア/\として
否
(
いへ
)
誰
(
たれ
)
も
媒酌人
(
なかうど
)
は御座なくと云に大岡殿
大音
(
だいおん
)
にて大
白痴
(
たはけ
)
め天有ば地あり
乾坤
(
けんこん
)
和合
陰陽
(
いんやう
)
合體
(
がつたい
)
して夫婦となる一夫一婦と雖も私しに
結婚
(
けつこん
)
なすべからず
然
(
しか
)
るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それには
叔父
(
をぢ
)
の
亡
(
な
)
くなつた
事
(
こと
)
やら、
繼
(
つ
)
いで
起
(
おこ
)
る
經濟上
(
けいざいじやう
)
の
變化
(
へんくわ
)
やら、
又
(
また
)
安之助
(
やすのすけ
)
の
卒業
(
そつげふ
)
やら、
卒業後
(
そつげふご
)
に
控
(
ひか
)
えてゐる
結婚
(
けつこん
)
問題
(
もんだい
)
やらが
這入
(
はい
)
つてゐたのだと
云
(
い
)
ふ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
出雲人
(
いづもびと
)
の
作
(
つく
)
つた、
幾重
(
いくへ
)
にも
取
(
と
)
り
廻
(
まは
)
す、
屏風
(
びようぶ
)
・
張
(
とばり
)
の
類
(
るい
)
よ。われ/\、
新
(
あたら
)
しく
結婚
(
けつこん
)
したものを
包
(
つゝ
)
むために、
幾重
(
いくへ
)
の
圍
(
かこ
)
ひを
作
(
つく
)
つてあることよ。あゝ、その
幾重
(
いくへ
)
の
屏風
(
びようぶ
)
・
張
(
とばり
)
よ。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
途中
(
とちゆう
)
より、としてお
浦
(
うら
)
の
名
(
な
)
で、
二人
(
ふたり
)
が
結婚
(
けつこん
)
を
為
(
し
)
ない
前
(
まへ
)
から、
契
(
ちぎ
)
りを
交
(
か
)
はした
少年
(
せうねん
)
の
学生
(
がくせい
)
が
一人
(
ひとり
)
ある。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
B あゝ、
女
(
をんな
)
がだよ。
女
(
をんな
)
が
結婚
(
けつこん
)
を
申込
(
まをしこ
)
んだつて
何
(
なに
)
も
不思議
(
ふしぎ
)
な
事
(
こと
)
はあるまい。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
と
片眼
(
かため
)
をパチ/\して。『
是非
(
ぜひ
)
一つ
君
(
きみ
)
を
結婚
(
けつこん
)
させやう……ねえ、
結婚
(
けつこん
)
を。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
その
場合
(
ばあひ
)
には
必
(
かなら
)
ず
今迄
(
いままで
)
睦
(
むつ
)
まじく
過
(
す
)
ごした
長
(
なが
)
の
歳月
(
としつき
)
を
溯
(
さか
)
のぼつて、
自分達
(
じぶんたち
)
が
如何
(
いか
)
な
犧牲
(
ぎせい
)
を
拂
(
はら
)
つて、
結婚
(
けつこん
)
を
敢
(
あへ
)
てしたかと
云
(
い
)
ふ
當時
(
たうじ
)
を
憶
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
さない
譯
(
わけ
)
には
行
(
い
)
かなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
柏崎海軍少尉
(
かしはざきかいぐんせうゐ
)
の
夫人
(
ふじん
)
に、
民子
(
たみこ
)
といつて、
一昨年
(
いつさくねん
)
故郷
(
ふるさと
)
なる、
福井
(
ふくゐ
)
で
結婚
(
けつこん
)
の
式
(
しき
)
をあげて、
佐世保
(
させぼ
)
に
移住
(
うつりす
)
んだのが、
今度
(
こんど
)
少尉
(
せうゐ
)
が
出征
(
しゆつせい
)
に
就
(
つ
)
き、
親里
(
おやざと
)
の
福井
(
ふくゐ
)
に
歸
(
かへ
)
り、
神佛
(
しんぶつ
)
を
祈
(
いの
)
り、
影膳
(
かげぜん
)
据
(
す
)
ゑつつ
座
(
ざ
)
にある
如
(
ごと
)
く
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
男
(
をとこ
)
もさすがに
少
(
すこ
)
し
心
(
こゝろ
)
を
動
(
うご
)
かされたけれども、まだどうあつても
結婚
(
けつこん
)
などの
出來
(
でき
)
る
樣
(
やう
)
な
身
(
み
)
の
上
(
うへ
)
でないので、
仕樣
(
しやう
)
がないから
葉書
(
はがき
)
を
取
(
と
)
りツぱなしで、
打
(
う
)
つちやらかしておいた。
所
(
ところ
)
が
葉書
(
はがき
)
は
矢
(
や
)
つぱり
來
(
く
)
る。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
これがわれ/\の
結婚
(
けつこん
)
を
祝
(
いは
)
ふ
自然
(
しぜん
)
のしるしである。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其時
(
そのとき
)
宗助
(
そうすけ
)
夫婦
(
ふうふ
)
は、
最近
(
さいきん
)
の
消息
(
せうそく
)
として、
安之助
(
やすのすけ
)
の
結婚
(
けつこん
)
がとう/\
春
(
はる
)
迄
(
まで
)
延
(
の
)
びた
事
(
こと
)
を
聞
(
き
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼
(
かれ
)
は
理論家
(
セオリスト
)
として、友人の
結婚
(
けつこん
)
を
肯
(
うけが
)
つた。
山
(
やま
)
の
中
(
なか
)
に
住
(
す
)
んで、
樹
(
き
)
や
谷
(
たに
)
を相手にしてゐるものは、
親
(
おや
)
の取り
極
(
き
)
めた通りの
妻
(
つま
)
を迎へて、安全な結果を得るのが自然の通則と心得たからである。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“結婚”の解説
結婚(けっこん)とは、配偶者と呼ばれる人々の間の、文化的、若しくは法的に認められた繋がりの事で、配偶者同士、その子との間に権利と義務を確立する行為である。それはほぼ普遍的な文化であるが、結婚の定義は文化や宗教によって、また時間の経過とともに変化する。
(出典:Wikipedia)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
婚
常用漢字
中学
部首:⼥
11画
“結婚”で始まる語句
結婚式
結婚指環
結婚進物
結婚期
結婚談
結婚当時
結婚生活
結婚世話人