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氣紛
ふりがな文庫
“氣紛”のいろいろな読み方と例文
新字:
気紛
読み方
割合
きまぐ
75.0%
きまぐれ
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きまぐ
(逆引き)
相變らずの
氣紛
(
きまぐ
)
れらしい樣子に、平次は大した氣にも留めず、煙草を呑んで茶を
啜
(
すゝ
)
つて、お墓詣りらしい三崎町の往來を眺めてゐると
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
後で解つたが、名はお芳と云つて、稼ぐ時は馬鹿に稼ぐ、
怠
(
なまけ
)
る時は
幾何
(
いくら
)
主婦
(
おかみ
)
に怒鳴られても平氣で怠ける、といふ、隨分
氣紛
(
きまぐ
)
れ者であつた。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
氣紛(きまぐ)の例文をもっと
(9作品)
見る
きまぐれ
(逆引き)
全く
然
(
さ
)
うでないとも
謂
(
い
)
はれぬので、
俊男
(
としを
)
は默ツて、ニヤ/\してゐたが、ふいと、「そりや人には
氣紛
(
きまぐれ
)
といふものがあるさ。」
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
だから
其所
(
そこ
)
に
云
(
い
)
ふに
忍
(
しの
)
びない
苦痛
(
くつう
)
があつた。
彼等
(
かれら
)
は
殘酷
(
ざんこく
)
な
運命
(
うんめい
)
が
氣紛
(
きまぐれ
)
に
罪
(
つみ
)
もない
二人
(
ふたり
)
の
不意
(
ふい
)
を
打
(
う
)
つて、
面白
(
おもしろ
)
半分
(
はんぶん
)
穽
(
おとしあな
)
の
中
(
なか
)
に
突
(
つ
)
き
落
(
おと
)
したのを
無念
(
むねん
)
に
思
(
おも
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
氣紛(きまぐれ)の例文をもっと
(3作品)
見る
氣
部首:⽓
10画
紛
常用漢字
中学
部首:⽷
10画
“氣”で始まる語句
氣
氣色
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高
“氣紛”のふりがなが多い著者
三島霜川
泉鏡太郎
石川啄木
野村胡堂
夏目漱石
泉鏡花