“進上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじょう44.4%
あげ22.2%
22.2%
しんじやう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時橋本は、うんそうか、おれはまた三十銭がた買って来ようと思ったら、三十銭ぐらいなら進上しんじょうすると云ったよと澄ましていた。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
『ナニ、ちつとばかりは進上あげられないッて』と帽子屋ばうしやつて、『なんにもいのをれるのはむづかしいけど、澤山たくさんるのをれるのは容易よういなことだ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
此間私の古いのが有つたものですからね進上げたのです、なんでも、昨夜、私の宅に来て云ふのには、叔父さんが、仲居に売ると云ふのださうです
取寄せ日野家へ用金と號して右の高三千三百兩進上しんじやう致し何分宜敷頼み上ると申しおきて勘解由は立歸り諸司しよし代松平丹波守殿へは此事をかるく屆に及びたり然れ共松平殿は内々ない/\承知致され日野家の致し方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)