進上あげ)” の例文
『ナニ、ちつとばかりは進上あげられないッて』と帽子屋ばうしやつて、『なんにもいのをれるのはむづかしいけど、澤山たくさんるのをれるのは容易よういなことだ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
持っていらっしゃる方があるでしょう、左様そういう方に進上あげたらいいでしょう——なにも……
頸飾り (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
『もうちつともいわ』とあいちやんは焦心ぢれッたさうにこたへて、『そんなにわたし進上あげられなくッてよ』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)