“兵站”の読み方と例文
読み方割合
へいたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わが弟の袁術えんじゅつは、いささか経理の才がある。袁術をもって、今日より兵糧の奉行とし、諸将の陣に、兵站へいたんの輸送と潤沢じゅんたくを計らしめる」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから彼も必然的に頭山満とまじわりを結んで、濛々たる関羽髯かんうひげを表道具として、玄洋社の事業に参劃し、炭坑の争奪戦に兵站へいたんの苦労を引受けたり
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
家庭は社会の奮闘の中に置かれた自分及び自分の子弟の大本営であり、兵站へいたん部であり、練兵場である。従来は余りに家庭が社会と隔絶して居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)