“潤沢”のいろいろな読み方と例文
旧字:潤澤
読み方割合
じゅんたく46.7%
うるおい40.0%
しめり6.7%
じゆんたく6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「わが弟の袁術えんじゅつは、いささか経理の才がある。袁術をもって、今日より兵糧の奉行とし、諸将の陣に、兵站へいたんの輸送と潤沢じゅんたくを計らしめる」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
粗食する人の皮膚は枯れてポソポソしているように見えますし、衛生的の食事をしている人は誰が見ても沢々つやつやして潤沢うるおいが多いようです。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
柔軟やはらかにしてなやましきふすまぎん潤沢しめりひかれど
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
しかもその同人の中には、アルベエル・サマンの如き、レミ・ド・グルモンの如き、一代の才人多かりしを思へば、当世流行の同人雑誌といへども、資金のはなはだ潤沢じゆんたくならざるをうらむべき理由なきに似たり。