“袁術”の読み方と例文
読み方割合
えんじゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇帝の位をせんしていた袁術えんじゅつが、兄の袁紹えんしょうと合体して、伝国の玉璽を河北へ持ちゆかんとしているのを、半途にて討たんがためである。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わが弟の袁術えんじゅつは、いささか経理の才がある。袁術をもって、今日より兵糧の奉行とし、諸将の陣に、兵站へいたんの輸送と潤沢じゅんたくを計らしめる」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがてまた、朝廷にひょうを捧げて、中央の曹操そうそうと親交をむすぶなど、外交的にも進出するかたわら、かつて身を寄せていた淮南わいなん袁術えんじゅつ
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)