“僭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せん77.8%
おか22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皇帝の位をせんしていた袁術えんじゅつが、兄の袁紹えんしょうと合体して、伝国の玉璽を河北へ持ちゆかんとしているのを、半途にて討たんがためである。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
音楽の名をせんしてるいばらや枯れ葉の中に、少数の音楽家らの素朴なしかも精練された芸術を、彼はオリヴィエに助けられて見出した。
おかし奉る憎ッくき逆賊、その肉をくらわんと欲するものは、天下に溢るるほどある。いちいちそんな大勢の名があげられようか
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「この玄徳は、大漢の宗親そうしん。笑うべし、汝何者ぞ。みだりに天子の儀をおか曲者くせもの。きょうこそ大逆をらしめん」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)