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僭称
ふりがな文庫
“僭称”の読み方と例文
読み方
割合
せんしょう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せんしょう
(逆引き)
ところが五名の女給は一丸となり、店側の忠実なる鬼の相を露呈して、自ら特権階級を
僭称
(
せんしょう
)
する倉田を軽蔑してはゞからぬ如くである。
金銭無情
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
とはいえ、もしこの曹操が出なかったら、国々の反乱はなお
熄
(
や
)
まず、かの袁術の如く、帝王を
僭称
(
せんしょう
)
するものが幾人も輩出したろう。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
明治維新の行政庁は、名義を正すの目的をもって、かくのごとき官名の
僭称
(
せんしょう
)
の
嫌
(
きらい
)
ある
字
(
あざな
)
は一時禁ぜられたことがあります。
名字の話
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
僭称(せんしょう)の例文をもっと
(11作品)
見る
“僭称”の解説
僭称(せんしょう、僣称)とは、身分制度のある社会において、本人の身分を越えた地位、称号を名乗ることをいう。
(出典:Wikipedia)
僭
漢検1級
部首:⼈
14画
称
常用漢字
中学
部首:⽲
10画
“僭”で始まる語句
僭越
僭上
僭
僭号
僭有
僭評
僭位
僭冒
僭王
僭立
“僭称”のふりがなが多い著者
吉川英治
柳田国男
海野十三
山本周五郎
泉鏡花
坂口安吾