“僭号”の読み方と例文
読み方割合
せんごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかく昔の仏徒が弥勒の出世をつ事、古いキリスト教徒がミルレニウムを竢ったごとく、したがって、中国や朝鮮で弥勒と僭号せんごうして乱をした者もありと記憶し
その玄宗皇帝の御代みよも終りに近い、天宝十四年に、安禄山あんろくさんという奴が謀反むほんを起したんだが、その翌年の正月に安禄山は僭号せんごうをして、六月、賊、かんる、みかど出奔しゅっぽんして馬嵬ばかいこうず。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
また昔弥勒と僭号せんごうした乱賊あったと記憶のまま書き置いたが、確かに見出した例を挙げると高麗王辛禑八年五月妖民伊金を誅す、伊金は固城の民で自ら弥勒仏と称し